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2004-05-24(Mon) ソフトウェア設計文書 [長年日記]

ソフトウェア設計文書

吉岡さんの日記に

そのそもオープンソースプロジェクトにしろシリコンバレーの大規模ソフトウェア開発の現場にしろ古典的なウォーターフォールモデルなどを採用していないのだから、そんな文書ははじめっから存在しないのである。(今明かされる衝撃の事実)

[はてなダイアリー - 未来のいつか/hyoshiokの日記より引用]

というのが有った。シリコンバレーの大規模ソフトは、設計文書も残さず、体力でバリバリと進んで行く。当然のように、これに追いつくには、ちんたら設計文書なんて書いていたら追いつかないので、バリバリと実装して動くものを作っていく。

で、シリコンバレーの大規模ソフトなんていうのは、半年事にバージョンアップ版が出てくるから、三年もすれば、6世代くらい前の古いものなので、誰も使わなくなっているから、設計文書が無くても、ある程度の期間Bug対応が出来て入れは、何とかなる。

だけど、日本国内を見てみると、ソフトウェアのユーザの、お役所・銀行・証券・製鉄所に鉄道・航空会社では、どんどんバージョンアップして三年たったら、システムが、がらっと変わっているなんて事は、ありえない。つまり、長々と古臭いソフトを使いつづける。

そうなると困るのは、三年もしたら見向きもされなくなる事を前提に作っているので、設計文書なんて残していないソフトウェア開発をしちゃった会社。なにしろ、三年も経てばソフトウェア技術も、変わってしまっているから、(3年前は、J2EEはSOAPも無い二世代前の1.2だったし、J2SEも1.2じゃないか? hotspotじゃなくてJITだったぞ〜い。)文書が何も残ってなくてアタフタすることになる。で、世界は、昔のことなんて、すっかり忘れて、さらに先にどんどん進んでいるから、体力が足りなくてダウン…

どーしたものだろうか?

作戦1: 過去に、こだわるお客の事は忘れるて、最新をキャッチアップする。

作戦2: 最新のことは忘れて、お客には既存システムの大切さを語り、最新は追わせない。

どちらも、つらい道のりだ。こういうのが、日本経済の足をひっぱっているような気がするけれど、気のせいだろうか?

あ、衝撃の事実だったのか…

うえの吉岡さん日記のリファーをたどっていたら

ほんとに衝撃の事実である

[はてなダイアリー - 蜂波の耳より引用]

なんていうのが有った。あり、これは、既に、いまのソフトウェア開発では、あたりまえの事だと思っていた。コメント抜きの実コードが数十万行規模で、日本で開発されているソフトウェアであっても、ドキュメントが、ちょろっとで、後はソースを読めというのが普通。

だから、主要なメンバーになるためには、「ソースをどれだけ読んだか」が勝負。ソースを読まなきゃ話にならない。

でも、ソースってドキュメントより雄弁なんですよね。

[Blog] 米Six Apart、「Movable Type 3.0 Developer Edition」発表

おー、Movable Type 3.0が出るのか。しかし、個人向けの無料版は、Authorが一人に限定なのね(;_; おうちサーバで動かしているMovable Type 2.xxは、家族みんなで、次々と色々書き込んで楽しんでいるけど、人間ごとに分けないといけなくなっちゃうのか残念だ。

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