「終活」という言葉が浸透してから長く経ちますが、正しい遺言書の書き方というものを理解している人はそう多くありません。「残された家族が遺産の事で争わないように」という「争続防止」についてはみなさんとても良く考えているようですが、相続税をどう節税するかという点ついてはすっぽり頭から抜け落ちていることも多いのです。財産をどう分けるかによって相続税の額は大きく違ってきます。間違った遺言のせいで高額な相続税を払うことになったケースは決して少なくありません。ここでは、相続税専門の税理士として「損しないための遺言書の書
日本は「疲労大国」といわれています。過労死という言葉を聞くことも日常茶飯事ですし、筆者も所属している文部科学省の疲労研究班が2004年に行った調査では、日本人のなんと60%が常になんらかの疲れを感じていることがわかりました。成人に限れば、ほとんど全員と言っていいかもしれません。
二度出撃して、敵艦に遭わず生還したある元特攻隊員は、私のインタビューに、「特攻が嫌だと思ったことは一度もない。俺たちがやらないで誰が敵をやっつけるんだ。私の仲間には渋々征ったようなやつはいない。それだけは、覚えておいてくださいよ」と言い、また、四度の出撃から、これも敵艦と遭わずに還ってきた別の元特攻隊員は、「死ぬのがわかってて自分から行きたいと思うやつはいないでしょう。みんな志願なんかしたくなかった。私も志願しなかったけど、否応なしに行かされたんです」と言った。どちらも言葉もウソではないし、またす全てでも
人を惑わす「飲み放題」という甘美な言葉。この誘惑に乗った中年記者はいつも二日酔いという悲劇を体験してしまうが、これは若者でも同じだった。
飲み放題のとき大学生は酒量が倍になるという、驚きの研究結果を紹介する。
「こんなにも多様な商品をネットで買える時代になっているのに、受け取る方法は未だに自宅、コンビニ、宅配ロッカーと少ないまま。もっと新しい選択肢があってもいいと思った」——そう話すのは、置き配バッグ「OKIPPA」を開発するYperの代表取締役、内山智晴氏だ。 置き配という言葉からもぼんやりとイメージできるかもしれないけれど、OKIPPAは専用のバッグを通じて不在時でも自宅の玄関前で荷物を受け取れるサービス。2018年4月からクラウドファンディングサイト「Makuake」で始めた先行販売プロジェクトには約18
「よく頑張った」と、努力に報いる「言葉の対価」を給料に添えれば、仕事を楽しくすることに役立つかもしれない(写真:EKAKI / PIXTA) 「報酬」と「給料」は、それぞれどのようにして人の能力向上に貢献するだろうか。この話題を有意義に議論するためには、社会のシステムと脳のシステムの両方を理解している必要がある。脳科学者で医学博士/医師の立場から論じたい。 「報酬」と「給料」の性質の違い まず、社会のシステムの話をしよう。報酬と給料の性質の違いとして、よく使われる説明は、「成果に報いる対価が報酬」で、「努