週刊ダイヤモンド2018年11月10日号は「変われぬ東芝 変わる日立」です。かつてはライバルと言われた両社でしたが、今では収益力、時価総額、経営体制など大きな格差 ...
中小型液晶パネル大手のジャパンディスプレイ(JDI)がコンシューマー向け製品やサービスの提供も含めた事業の多角化に舵を切った。8月1日の事業戦略発表会では、鏡の代わりに使えて液晶ディスプレイならではの機能を追加した「遅れ鏡」や、視線を動かさずに速度や位置情報などを確認できる「スマートヘルメット」など多彩なプロトタイプを披露。スマートフォン向け液晶パネルに依存している収益構造を変える考えだ。 「スマートヘルメット」を持つJDIの伊藤嘉明CMO JDIは、産業革新機構が主導してソニーや東芝、日立といった国内メ
東芝で53年ぶりに外部トップが誕生する。1965年に石川島播磨重工業(現IHI)会長だった土光敏夫氏を社長に指名して以来となる。4月1日付で、会長兼最高経営責任者(CEO)に迎えるのは、三井住友銀行元副頭取で、英CVCキャピタル・パートナーズ日本法人会長の車谷暢昭氏(60歳)だ。
東芝が経営危機に瀕している今、日の丸・重電メーカーの代表として、日立製作所に対する期待はますます高まる。だが、米ゼネラル・エレクトリック(CE)や独シーメンスと伍していくには、IoTプラットフォーム事業のさらなる強化が必要だ。機構改革の狙いとIoT事業の強化策を東原敏昭社長兼CEO(最高経営責任者)が語る。
経営再建中の東芝が計画する半導体メモリー事業の売却について、提携関係にある米ウエスタンデジタル(WD)が第三者への事業譲渡を原則認めないとする意見書を東芝に提出していたことが分かった。東芝とWDはメ
アメリカの原子力事業で巨額損失を計上し、一気に経営危機に陥った東芝。これは日本企業が陥りやすい世界化の罠の典型的なパターンだ。
経営再建中の東芝はテレビ事業の売却に向けて動き始めた。トルコ家電大手ベステルや数社の中国企業が買収に名乗りを上げる見通し。中国系に売却した白物家電に続き赤字が続くテレビ事業も事業再編を模索していた。
巨額損失の元凶、米原子力子会社ウエスチングハウス(WH)を米連邦破産法11条の適用申請で連結から外した東芝は、その代償として稼ぎ頭の半導体フラッシュメモリー事業を失う。残された事業で果たさなければならない経営再建への道のりは、果てしなく遠い。
<東芝問題が大詰めを迎えようとしている。よくある経営の失敗が、米原子力事業で約1...