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2003-10-03(Fri) [長年日記]

[Linux] Linuxソリューションサイト読者アンケート

「コスト低減には確かな手応え感じているがサポート体制や技術者の不足など課題も多い」というサブタイトルがついている。

「Linuxは何が安いのか?」について考えると「やっぱりそれは開発者のための環境の価格だろう。」と思う。

いま一般的に言われている事では「OSが無料だし、オープンソースのDBなどでシステム構築できるのでハードとOSやDBMSの初期投資が安く済むけど、システム構築・運用して行くには、Linux技術者も足りないしコストが掛かる。」という感じだけど、それは確かにそうだと思う。わんこは、喜んでLinuxを使っているけど、それは自分がLinuxの良い技術者であり、システム構築・運用を行っている自分の人件費を考えなければ、非常に安く、すばらしいシステムが出来るからである。(実際、今みているWebサーバもLinuxサーバですよ - おうちサーバなのでdesktop Linuxとしても利用しているけど)

このシステム構築・運用の人件費は、技術者が少ないからコスト高を招く。

で、「他に何が安くできるのなかぁ」と考えると、「開発者が使うシステム開発時の環境の価格だろう」と思う。SolarisでDB2などで開発を行うと、どうしても開発マシンの確保にコストが掛かってしまう。それが、Linuxなどオープンソースにしておけば、開発機も本番機と同じような構成で沢山用意することが出来て開発を効率的に行うことが出来る。

だって、「ビルドするたびに、共有マシンに行ってビルドしてテストラン」なんて、ビルドマシン待ちとか有って効率悪いですよね。

「だったら、『開発機はLinuxで本番機は製品を利用する』のも有りでは?」という意見もあるだろう。実際に、わんこも7年くらい前は「Solaris用のものをLinux gccで開発」とか「Oracle用の開発をPostgres95で開発」というような事を良くやっていた。何故って請負でソフトウェア開発を行うのに、SolarisやOracleを借りるのは、そのレントがコスト高になるからで、Linuxを利用してコストダウンすることで仕事を取りやすかったからです。ただし、やはりLinuxとSolaris・PostgresとOracleには差が有って、その部分に注意しないと「Linuxの開発段階では動いていても、最終段階に近い接続テストで本番機に持っていくと動かない」という恐ろしい事になる。最悪、作り直し=コスト高になってしまう。

この点、本番機と開発機をLinuxやオープンソースで揃えられれば、この問題が発生せずに安心してシステム開発を行うことが出来る。

[Security] Windows共有するために空けるポート

137UDP,138UDP,139TCP

445とかは空けなくても何とかなる。

リモートディスクトップは、3389TCP

参考: Xerox 1605TCP VNC(Server)5900TCP- (HTTP)5800TCP-

[Linux] 東風フォント問題が解決,無償利用も可能に

無償のライセンス契約しないと配布できないとなると、Debianは期待できないな。

[PostgreSQL] 【オープンソースでどこまでできる】第2回 無償DBMSのPostgreSQL(3)

PostgresSQLのVUCUMMの使い方と、PostgreSQLのSQL最適化について詳しい解説になっている。

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