日本建設業連合会の山内隆司会長(大成建設会長)は22日の定例記者会見で、油圧機器メーカーのKYBと子会社のカヤバシステムマシナリーによる免震・制震装置の検査データ改竄(かいざん)問題に触れ「われわれが請け負っている工事でKYBの装置を納入しているため、一定の責任感はある」との認識を示した。交換などに要する経費については「KYBが負担すべき。これは共通認識」と強調した。
日立製作所の看板(「Wikipedia」より/Gnsin) この世の春を謳歌する日立製作所に、2つの火種がくすぶっている。三菱重工業との火力発電事業での訴訟と、英国の原子力発電所プロジェクトだ。好業績に加え、中西宏明会長が経団連会長に就任したことで名実ともに「日本の顔」としての存在感が増すが、その基盤は盤石ではない。 「収益構造としては、頭ひとつ抜け出した」 電機業界に詳しい証券アナリストは、日立が7月末に発表した2018年4-6月期決算をこう語る。営業利益、純利益いずれも過去最高。19年3月期の通期見通