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■ IBM事件

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「25年ぶりに明るみに出た、IBMと富士通紛争の実態」と記事により、この本「雲を掴め」を見つけた。

IBM事件のあとで、富士通がIBMに「ソースをコピーして作ったものを売っているのではないか?」と言われた時の交渉の様子を小説にしたもの。

IBMが「意地でも富士通をつぶしてやろう」と攻撃をしかけてくるのに対して、どのように交渉を進めていったか熱く語られている。

昔は通商条約での不平等条約、最近だとLinuxで「どこが悪いのかソースで指摘しろ」と言っても出せないのに「なんか損しているから保証しろ」と、アメリカンなルールと交渉していく辛さを良く表現できていて、なかなか楽しいので一晩で読みきった。

この本のタイトルは「坂の上の雲」から来ているらしい、以前から「なぜ日露戦争で勝てたか」が分かるというので、この本を読もうと思っていたのだけど、こちらは8巻もあるということで、手が出てない。

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