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2005-05-03(Tue) [長年日記]
■ ソフトウェアエンジニアとして…
吉岡さんのblogで、心にとまる言葉あった。
職業的プログラマとして現役を続けるためには、大げさなことを言えば、死ぬまで勉強を続けなければならない。
[日記を書くこととオープンソースソフトウェアに関わることより引用]
そーなんですよね。
飯の食えるソフトウェアエンジニアとしているためには、勉強を日々続ける必要があるんですよね。で、「企業の中の仕事で、勉強が出来るのか」っていうと、怒濤のプロジェクトの中では無理なので、家に帰ってから寝る前にやるしかない。
#で、計算機に向かっている姿は、仕事しているようには見えないので、嫁さんに「夜遅くまで遊んでいるんじゃない」と怒られる。(;_;)
■ 引退したソフトウェアエンジニア
上の続きでは、吉岡さんが面白い発想をしている。
日本という地域で優れた職業的プログラマであり続けるというのは絶望的に難しい。そして35歳で引退する。彼または彼女の経験、知識、ノウハウは引退とともに死蔵される。
--中略--
その経験、知識、ノウハウを個人としてコミュニティに還元していただければどれだけ素晴らしいかと強く思う。
[http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok/20050504より引用]
引退して死蔵された経験・知識・ノウハウをコミュニティに還元するのであれば、問題も少ないし良いのではないかと言うアイデア。
このアイデアは、35歳で引退しているのを前提としているが少し悲しいけど、なかなか良い方策だと思う。
#と一瞬おもったけど、引退と言っても企業に属している限り、首は握られてしまっているので、なかなか無理かもな。
■ 正しいソフトウェアを作る方法
さらに次の日の吉岡さんのblogにも心にとまる言葉があった。
「正しくものを作ること」より「正しいものを作ること」のほうがはるかに難しい
[正しいものを作ることと正しくものを作ることより引用]
これには納得。正しくソフトウェアを作るには、ルールを決めて守らせれば良いので、学校の成績が良いお行儀の良い人を集めて作れば良いので簡単だけど、お客様に喜んで貰える正しいソフトウェアを作るというのは本当に大変だ。
どーすれば「正しいもの」を作れるのか?変化を受け入れるのである。仕様を固定するなどということをはじめから考えない
[正しいものを作ることと正しくものを作ることより引用]
この戦略について、 本が紹介されているので、今度よんで見ようと思った。4478374813
やっぱり日々変わるお客様の要望に応えていくためには、仕様は変わると思っていないとならないかなぁ。でも、日本のお客様は、一度手にすると二度と仕様が変わることを望まない。こんな中で、この戦略で行くにはどうしたらよいのだろう?
この辺についての考察を聞いてみたい。
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