民主支援の京セラ稲盛色が残る人事。政権とヨリを戻せぬままの舵取り。苦労計り知れず。御眼鏡にかなった「二番手男」
4月1日付で日本航空の社長に就任する赤坂祐二は毎年8月12日、御巣鷹山に登る。東京大学大学院で航空工学を学び、入社は1987年。ジャンボ機墜落事故の2年後だ。
「悲惨な事故を二度と起こさないよう力を尽くしたい」という思いが慰霊登山に向かわせるのだろう。
「とにかく真面目」。赤坂を知る人はそう語る。
30年間、一貫して整備畑を歩んだ。親分子分の関係が根強く残る同部門で、赤坂はその頂点に立っていた
手の甲に心電波形が映し出される。流れる波形を眺めていると、心拍が安定していることを示す「いいね」のマークが表示された――。これは、皮膚に貼り付けられるスキンディスプレー。薄いゴムシートでできている。東京大学大学院 工学系研究科 教授の染谷隆夫氏らの研究チームが、大日本印刷と共同で開発した。