拡幅工事中の大和トンネル(2017年筆者撮影) 間もなく楽しい夏休み。レジャーと帰省の利用者が重なる8月の上中旬は、高速道路にとっては1年で最も混雑が集中する期間で、私たち利用者はどうやって渋滞を避けるかスケジューリングに頭を悩ませる時期でもある。あらためて高速道路の渋滞事情について考えてみたい。 トンネル、“サグ”、合流…渋滞の原因はさまざま 一般の道路であれば、渋滞の原因はわかりやすい。事故や道路工事による車線の減少・交互通行などを除けば、交差点や信号が渋滞の先頭になることが多いからだ。そこを通り過ぎ
曲がりくねった線路を高速で走り抜ける車両には、技術改良の粋が詰まっている(写真:くまちゃん / PIXTA) 海岸線や山間路線でしなやかに車体を傾け走り抜ける特急車両。山地や沿岸路線の多い日本各地で見慣れた風景であるが、この車体を傾ける機構は、変化に富んだ地形上の曲がりくねった線路で、少しでも列車を速く走らせるために日本が進化熟成させた高速化技術なのである。 曲線区間の徐行が速達化のネックとなる 電化などで加減速度や最高速度を向上させることである程度の速達化は実現できるのだが、現実には多くの線区で曲線区間
午前2時の東急田園都市線渋谷駅。ホームの先に広がるトンネルの向こうに、黄色いヘルメットをかぶりオレ…
昨年10月と11月に相次いで起きた停電をはじめ、トンネル内での水の噴出や発煙など、近年トラブルが続いて…