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2006-08-09(Wed) インターネットがゴミで溢れかえっているのが日本だけだったら… [長年日記]
■ インターネットがゴミで溢れかえっているのが日本だけだったら…
昨日の日記で、「最近はインターネットにゴミが多くて、のGoogleで検索した結果が以前より役に立たなくなっている。三年前に予想していたことだけど、最近それが顕著になって、みんなが気がついてきたようだ。」と書いたけれど、これがもし日本語圏だけの問題だったら、すごくイヤだ。
単に「Googleの解析力が日本語において余り良くない」というだけであれば、千里眼→Altavista→Googleと、さらに良いサーチエンジンが出てきた時に乗り換えたように、さらに検索結果が良いサーチエンジンに乗り換えれば良い。
しかし、日本においてインターネットの利用が一行コメントや単なる思いつきの情報ばかりで、まとめたり整理したりされた良い情報が無いために、どんなサーチエンジンで有っても、良い情報がインターネットに無い(もしくは探せない)という事になる。
もし英語圏では、文化的理由により「知識を分け与えるのは良いことだ」「公共に情報を公開するからには正しくて良い情報でなければならない」という状態だったならば、インターネットと言う知的自転車の性能が日本語圏と英語圏では、異なることになる!
英語圏ではインターネットにより良い情報を手に入れられるけれど、日本語圏では、インターネットが使いもにならないなんていう状態は、日本語を母国語とする私には嬉しくないなぁ。
これは江戸時代に鎖国により産業革命を逃したように、インターネットによる産業革命を日本が逃す事になってしまうのでは無いかと心配だ。
■ それに対して我々はどうするべきか?
良い情報を集めサマライズするなど、日本語での有用な情報を整理整頓して、インターネットの価値を上げていくということが考えられる。Wikipediaのようなもので有っても良いし、もしかするとYahoo!のDirecotryにコメントをつけたようなものでも良いかもしれない。
もしくは、英語圏に良い情報があるというならば、英語を日本語に正しく訳せる翻訳システムを拡充させることも良いかもしれない。今のGoogleで検索したときにも翻訳は出るけれど、はっきり言って余り良い翻訳ではない。正しく良い翻訳ができるようになれば、英語圏の情報を、そのまま生かすことができるので、日本語圏だけインターネットで不自由な思いをすると言うことが避けられそうだ。
もし、このようなサービスが商業的に成り立たないとしたならば、国が税金を使ってでも維持する必要があるような気がする。
逆に、このような事が問題なのだったら、それを解決することは金の種かもしれない。
(てなことを、自分一人でやる気合いがないので日記に書いてみた)
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