このところ、大きな自然災害が続いている。
2018年9月4日に日本上陸した台風21号は関西地方を中心に大きな被害をもたらした。強風で多くの建物が破壊され、高潮もあいまって関西国際空港の滑走路やターミナルビルに浸水、さらに関西国際空港連絡橋にタンカーが衝突して連絡橋が一時通行不能になった。同6日早朝に発生した北海道胆振東部地震はM6.7の規模で、北海道で初めて震度7を記録するなど、各地で土砂崩れや液状化が発生しただけでなく、道内全域で停電が発生した。
こうした大災害時につきものなのがうわさや流言の類だ。
特に液状化は同じ場所で繰り返し発生しているので、履歴が重要な情報になる。
周囲は液状化でひどく不同沈下したが、この分譲住宅地は不同沈下していなかった。社長の八幡英毅さんは「表層改良を深さ約1m分施工した。軟弱地盤対策として講じたもので、液状化は考えていなかった」
柱状改良は、東日本大震災で液状化した地域で最も多く採用されていたようだが、不同沈下した住宅が少なくない