前回予告したupgradeにおいてsendmailで発生した問題について今回は話します。
Webサーバも見えていたので、ネットワーク関係はちゃんと動いているようだったのですが、メイルの送受信がうまく出来ていませんでした。
そこで、sendmailの設定を見直す必要が発生してきました。
■利用している楽曲
-今日の音楽 Watercolors / bill
-今日のBGN Anchor / Fleming
psとしてみるとsendmailがMSPという今まで見た事がないプロセスでも立ち上がっていました。
そこで調べてみると、sargeにupgradeで変わったsendmailバージョン12.8以降では、メイル転送するMTAの機能と、メイルを送信するMSPの機能を別々のプロセスで実行するようになっていることが分かりました。
さらに設定ファイルは、いままでのsendmail.cfでMTA機能を、新たにできたsumbit.cfでMSP機能を設定することになったようです。
1991年頃にsendmailを使いはじめてからずっと、CFによりsendmail.cfを生成していたのですが、CFはバージョンアップされていないので、ついにCFでは設定出来ない時代に入りました。
今回は、Debianのsendmailconfigの助けを借りながらsendmail.mc submit.mcを書 いて、sendmail.cf submit.cfをつくりだしました。ここではまったのは、Defaultではlocalのネットワークloのportしか開かない事です、VMware上からのメイルの送信を可能とするために
DAEMON_OPTIONS(`Family=inet, Name=MTA-v4, Port=smtp, Addr=127.0.0.1')dnl
↓
DAEMON_OPTIONS(`Family=inet, Name=MTA-v4, Port=smtp')dnl
DAEMON_OPTIONS(`Family=inet, Name=MSP-v4, Port=submission')dnl
↓
DAEMON_OPTIONS(`Family=inet, Name=MSP-v4, Port=submission, Addr=127.0.0.1')dnl
としました。
あと、最近は使っていないので良いのですが、今まで設定してたUUCPでのメイルのやりとりの設定は、やりかたがわからず、まだ出来ていません。