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2003-12-14(Sun) この日を編集

[Domain] paperboy、年額770円で.comや.netを登録できる独自ドメイン取得サービス

おー770円というと、わんこの使っているVALUE DOMAINの1,040円($9 時価)より安いぞ〜

でも、VALUE DOMAINは、1,040円でドメイン登録代行(+無料メール転送+自由に設定可能な無料ネームサーバー+無料URL転送)さらにはDDNSまで、やってくれるけど、paperboyは、

paperboyのホスティングサービス「ロリポップ!」(初期費用1,500円、月額250円)と連携することも可能で、同社では「年間5,160円で独自ドメインのホームページを運営できる

[INTERNET Watchより引用]

ということで、この年額5,160円のサービスを使ってくれることが目的みたいだから、結局は高くなるのかもな。


2004-12-14(Tue) この日を編集

プログラムの変更要求の出し方

2004-12-07 BUGデータベースの書き方」に続いて吉岡さんの日記は、BUGレポートの送り方について語っている。良いBugレポートの書き方と言う事で、真剣に読んでいた。そしたら、その次の日の吉岡さんの日記にも、良い事が書いてあった。

私のようにソフトウェアを開発している側としては、変更要求というか、不具合のレポートというか、そのようなたぐいのものを毎日のように受け取っている。

吉岡さんの例だと、海外にあるオープンソースコミュニティの開発者に、日本のユーザなどが、変更要求を出すときの話だけど、私の場合は、世界中のユーザから上がってくる要求を次のバージョンにコストを上げず、どうやって反映していくか、日々なやんでいる開発部隊に属している人間なので、立場は逆。

そんな立場で、吉岡さんの

どんな問題を解きたいかという宣言で、それをどう解くかと言う事ではない事に注意してほしい。

われわれは多分問題をよく知っている。しかし解き方を一番良く知っているとは限らない。

DEC時代の尊敬するエンジニアのGayn Wintersは常に「問題を正しく理解しろ」と言っていた。問題を正しく理解することは難しい。本当に難しい。われわれはともすると、問題を理解する前に回答に飛びついてしまう。何が本当に問題なのか?徹底的に考えろとよく言っていた。

[2004-12-08 要求の出し方 - 未来のいつか/hyoshiokの日記より引用]

というのを読むと、「そうそう」と、うなずける。

実際に、ソフトウェアに知見のあるプロフェショナルなユーザからの変更要求の中で多いのは「こういう風に変更しろ」というもの、それに対して「はいそうですね」といってプログラムを修正するは、開発者としては変更方法まで示されているから簡単。

このユーザは、自分の使い方で変更すると良い方法を示してきている。一人のユーザ専用のソフトウェアならば、言われたとおりに修正してしまうのが「ユーザのご意見どおりに直しました」ってことで、ユーザの納得も得やすいし簡単。

しかし、多くのユーザに使われているソフトウェアの場合には、他のユーザの事を考えると、そういうわけにはいかない。

また、ユーザの示した修正方法が、最終的にユーザが欲しい物ではない場合がある。

さらに、外見から簡単に修正できるように思える方法と、中の基本的な部分から変える方法の工数を比べた場合に、実は、外見から簡単に見える修正方法の方が手間が掛ってしまう場合なんてもある。

そんなことがあるので、ソフトウェアの変更要求では「それをどう解くか」より「どんな問題を解きたいか」という情報を上げてもらった方が、多くの役にたつように感じたのが、同意の理由。

ただ、ユーザとしては、「こうすると使いやすいのにな」と修正方法を示すのは簡単でも、「どんな問題を解きたいか」ということを、正しく示す方法というのは、むずかしいんですよね〜

ある程度ソフトウェアのプロフェショナルである、お客様であっても「『それをどう解くか』より『どんな問題を解きたいか』という情報を上げてくれるほうが、うれしいのでそうしてください。」とお願いしたり、その利点を分かってもらうのは更に難しい…

というわけで、吉岡さんの日記に書いてあるようなことを、ユーザに読んでもらえていたら嬉しいとも思った。

(私の開発しているソフトウェアのユーザの9割は、日本語が読めない人々なんだれどね)


2005-12-14(Wed) この日を編集

ふ。

お役所が保証している建築業界がうらやましい

吉岡さんのblogで「SI業界は建設業界に似ているというのは本当か?」を読んでから、物を作る業界だし「似ているのかなぁ」と思っていたのだけど、この前のマンション構造設計書の偽造事件で、国会での「国のお墨付きをもらっているんだから、それを信じていて、問題有るなんて思っても見なかった」という言葉を聞いて、「あーなんて、建設業界っていい所なんだ」と思った。

所詮人間が作った物は、自然界には勝てやしないし、完璧なんて存在しない。どこまで完成を求めるかは、非常に難しい。

それに対してお墨付きを与えるんだから、お役所はスゴイ。

さらに、人間だから間違えることもあるし、失敗することもある。それなのに「まちがっているのではないですか?」とも確認されず、「国のお墨付き」と盲目に信頼してしまって良い。完璧なんて、有るわけ無いのに、恥ずかしげもなく「国のお墨付きをもらっているんだから、それを信じていて、問題有るなんて思っても見なかった」と、良い大人が平然と言い放つ事が出来る。なんて素晴らしい業界なんだ!! いいすぎか…

自分の作っているソフトウェア製品にも国の品質保証のお墨付きが欲しい。そしたら、そのハードルを越えたら「国のお墨付き」と言えて、うまいこと役所が間違えてくれたら、それでOKなんだから、ある種の免罪符になって、品質に限りなく完璧を求める必要がなくなって、もっと金儲けが出来るのにな。

そっか、建設業界は、そういうことをさせる社会をつくってきたんだな。IT業界が、そこまで成長するのはいつのことだろうか…


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