[オタワ 29日 ロイター] - カナダは29日、米鉄鋼・アルミニウム関税に対抗して、166億カナダドル(約1.4兆円)規模の制裁関税を課し、影響を受ける産業や労働者向けに20億カナダドル規模の支援策を講じる方針を公表した。 フリーランド外相は記者会見で、予定通り7月1日に関税を発動し、「米国がカナダに対する貿易制限措置を撤廃するまで」続ける方針を示した。 関税発動を巡り、欧州連合(EU)やメキシコと緊密に連携しているとし、「われわれが(事態を)加速させることはないし、引き下がりもしない」と説明した。 支
トランプ米政権が検討している自動車の輸入関税引き上げを巡り、外国政府や海外自動車メーカーだけでなく米国内の業界団体および与党共和党の議員からも厳しい批判 ...
[ワシントン 24日 ロイター] - 米国のロス商務長官は24日、乗用車やトラックなどの輸入が米国の安全保障を脅かしたかを判断するための通商拡大法232条に基づく調査について、まだ初期の段階にあるとしながらも、他の国の関税を含む貿易障壁やその他の非関税障壁などにより市場は歪められているとの認識を示した。 商務省は前日、乗用車やトラックなどの車両や関連部品の輸入が国内の自動車産業を侵害し、安全保障を脅かしたかどうかについて通商拡大法232条に基づき調査を開始すると発表。鉄鋼・アルミニウム輸入制限と同様の手段
トランプ米大統領が自動車の輸入制限に向けた検討を指示し、最大25%の関税が適用される可能性もあるなか、日本の大手自動車メーカーや関連企業に警戒感が広がっている。24日の東京株式市場では米国内に工場を持たず、米国販売を輸出に頼るマツダが5.2%安となるなど自動車各社の株価が軒並み下落した。 マツダの小飼雅道社長は24日、東京都内の発表会で記者団に「しっかり注視したい。環境変化に対応できる体質を高める」と述べた。同社は昨年、国内で生産する約97万台の2割超に当たる21万台を米国に輸出。2021年には米アラバマ