急に真冬の寒さとなりました。
心配になり、被災者の方に状況をお伺いしましたら、仮設暮らしは相当厳しい状況のようです。
まず、隙間風。
室内に風がびゅーびゅー入り、カーテンが揺れる状態だそうです。
隙間に貼るテープ(?)を自治体が配ったそうですが、あまり効果がないそうで...。
防寒のために、やはり布やカーテンが必要なようです。
陸前高田などで厚めのカーペットなど配られている所もあるようですが、釜石まで行き渡っていないようです。
そして、将来の見通しへの不安。
沿岸部の元宅地は、防波堤か道路になる計画が出ているそうで、ご高齢の被災者は、将来どこに住むやら頭を痛めているようです。
できれば小さくても一軒家住みたいが...見通しが立たず。
漁業で生計を立たくとも、船も養殖場もすべて津波で失った方々は、3人で1隻の船に乗る共同操業をしていますが、漁民の人数より枠が少なく、遠慮して若い人に譲り、参加を見送っている方もいるそうです。
震災から8ヶ月経ち、ようやく息子さんの遺体が車の中に見つかった方、
親戚の遺体が北海道や九州で見つかったという知らせが入った方などもいらっしゃるそうです。
最近ようやく、夢に亡くなった方々が出てくるようになったとも・・・
徐々に暮らしが落ち着くにつれ、やっと悲しい気持ちが出てきたり、現実的な考え事が出来るようになるにつれ、以前より虚しさが募り前向きに頑張る気力が萎える...とおっしゃっていました。
被災地外にいる者に、どんなサポートが出来るのかと、思案してしまいます。