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2003-07-23(Wed) [長年日記]
■ [Blog] 、「デスクトップLinuxが盛り上がるとすれば」
今日の梅田さんのコラムは、「Desktop Linux Technology and Market Overview」の紹介。
Linuxがサーバとして商売できるようになり、ディスクトップとしても、MS Windowsに対してさびしかったX11を、GNOMEやKDEが強化し、インターネットブラウザとしては、Mozilla/Netscapeが、MSワードやエクセルに変わるオフィススイートとして、OpenOffice/StarOfficeが出ているし、高いライセンスにうんざりとしてきている環境が後押しして
さまざまな要因が重なり合って徐々に市場に浸透していく
という感じで、デスクトップLinuxが進んでいくらしい。
紹介されている英語のドキュメントには「第8章の第3節のレバレッジ・ポイント」として、
- デスクトップアプリケーション間で情報交換するための標準仕様の策定
- MS Officeに変わるオープンなXMLによるワープロなどのファイルフォーマットの策定
- 完璧なMS Officeとのファイル変換フィルター
- WindowsアプリケーションをLinux上で動かすWINEプロジェクト
- DebianにRed Hadに…と多すぎるディストリビューションに対してスタンダードなLinux
- その他のLinuxをサポートする環境 公共機関への納品やユーザガイド等
など、9項目があるそうだけど、日本人としてみて重要なものを足したい。
- うつくしいフリーな日本語フォント
- 変換効率が良いIME漢字変換エンジン
- OpenOfficeなどでの完璧な日本語サポート
これらの項目をあげた理由は、以下のとおり。
- ずーとLinuxで使っていて、フリーだと思っていたフォントが6月25日の日記で紹介したように、問題があったりしている。
- 漢字変換も一時期は、UNIX上でのWnnやCANNAで、なんとかなるような気もしていたけれど、現在では、やっぱりATOKの方が変換効率も良いみたい。
- OpenOfficeも使ってみると、確かにLinux上のオフィススイートとしては一番だけど、Windows上のOpenOfficeに比べても、やっぱりLinuxでは、まだまだ日本語がイマイチなような気がする。
日本語は文字数が多いし漢字変換も高度な技術だから、やっぱりフォントやATOK-Xを購入するしかないのかなぁ。
もちろん、これらが今は、フリーなものがまったく無いというわけでない。例えば、オリジナルフォント「みかちゃん」のようなもある。「このフォントは、仕事で使えるようなフォントで無いので、仕事に使えるフリーなフォントが有ると嬉しい。」って事。そういえばCANNAの変換効率を上げるSHIONなんてプロジェクトもありました。OpenOfficeも「OpenOffice日本ユーザ会」などが頑張っているようなので、それらの進化を期待しているって事。
この辺を、多くの人に使ってもらえるようにし、うまくビジネスに結び付けられると日本でLinuxで一旗あげられるかもしれないな。
■ [Blog] 昨日、<%=my '20030722#c01', '梅田さんからコメント' %>を頂いた。
「うれしい」と思ったのは、つかの間。なんと、コメントの内容は、昨日の日記で大きな間違いをしていた事だった。(ありま)
元々の昨日の梅田さんのコラムでは、
「Amazon Plan Would Allow Searching Texts of Many Books」(ニューヨークタイムズの記事は読者登録すれば、掲載からしばらくの間は無償で読めて、時間が経つと有料になる)。
となっていたのを、()の中が、記事の要約だと勘違いして「ニューヨークタイムズの記事は、『読者登録すれば、掲載からしばらくの間は無償で読めて、時間が経つと有料になる』」と読んでしまっていました。
コラムタイトルの「AmazonがGoogle対策から立ち読みプロジェクト第2段を計画」と言う事から、本の中身が時間制限付きで見えるようになるのかと思ってしまってのが、間違いした。
英語の部分を、ちゃんと読んでないのバレバレですね。まちがった事を書いていてごめんなさい。
■ [APServer] APServer国内シェアー
「日本IBM、国内アプリ・サーバ・ソフト市場で2年連続1位を獲得」によると、
2002年国内シェアは29.6%となり、2位との差を前年度よりさらに広げた。シェア2位は日本BEAシステムズ(13.4%)、3位は日立製作所だった
そうだ。
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僕も英語読んでなかったのでそういう風に読んでしまいました。。。恥