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2004-06-28(Mon) [長年日記]
■ [JSF] JSFのセミナーを受けに行った
IBM developerWorksの無料セミナーで【米持先進技塾】第11回: 『JSFが画面開発を救う! - ツール開発者が語る、製品誕生裏話 -』 が有ったので、JSFフリークとしては置いておけないので、仕事を休んで聞きに行った。
■ JSF DBデモの謎が解けた
JavaOneで、DBの内容がテーブルに表示できるJSFデモなどをSunがやっていたけど、あの意味がわかった。従来は、DBの内容を表示するJSPを生成していたんだけど、これだと、後から手を入れられない。もし、手をいれてしまうと、今度はWizardに戻れない。しかし、JSFは、開発ツールから考慮されているので、インクリメンタルな開発ができるのがメリットなのね。その例として「DBの内容がテーブルに表示できるJSFデモ」なのでした。
■ 「はじめてのJSF」
このセミナーのミソは、IBM大和研究所でWSADのJSFを開発した。田添さんが語る、本国と一緒に開発した時の苦労。英語でやり返すのは大変とか、去年のニューヨーク停電で、電話会議が出来なかった話とか…
話の感じからすると、IBM大和研究所は、Strutsのサポートを本国に進言して取り上げられたことからJSFでは開発から参加したらしいですね。
田添さんは、前の日記で、欲しいと思っていた
https://www.amazon.co.jp/dp/4822221253
の著者の一人。今回のセミナーで、「1. WSADのJSF仕様のバージョンは? A:JSF 1.0。 2. SUNの配布しているJSF RIとの違いは? A:RIの拡張。 3. デモではWSADのJSFのナビゲーションはJava Studio Creatorに比べて貧弱だけど? A:Yesまだ負けている 」という質問をしたら、サイン本を頂いたラッキー
最後の質問は、5月18日の日記で書いた、Java Studio CreatorのHans onの経験からの質問ね。
■ WSADで開発したアプリケーションが動くサーバ
WSサーバだけでなくて、WebLogic 7,Tomcat 4.1,5での動作もサポートしているらしい。開発ツールとしてもIBMは勝負に出ているのね。
■ IBMがJSFを強化した点
JSFは、Strutsのようにページ遷移をコントロールするほかにUIも作ることができる。IBMでは、JSFの仕様を使ったカスタムUIを沢山用意して、独自性を出している。もちろんJSFで仕様が決まっているので、作ったアプリケーションは、上記のようにカスタムUIのライブラリと一緒にデプロイすれば、いろいろなサーバで動かす事ができる。
■ 佐藤さんがJavaOne 2004 BOFのスピーカー
佐藤さんのNaoto Sato's Weblogによると、Java国際化チームのメンバーとしてJavaOne 2004のBOFのスピーカとして奥津さんと一緒にJavaOne 2004 Session - BOF-2837 - Meet the Internationalization Teamに出るそうだ。
かっちょいいー がんばってください。
自分が、JavaOne 2001 JPの時にはBOFのスピーカーしてたのを思い出す。(っていつてもデモ要員だけどね)
やっぱJavaOne行きたかったよなぁ〜 カンファレンス代の$1,795は高いけどセッションを聞けば元は取れるし、飛行機はマイレージ溜まっているから使えば、後はホテル代だけ。仕事が忙しくなければなぁ
■ [Java] J2SE 1.5(Tiger)に大きな進展が有るらしい
JSR 176: J2SETM 1.5 (Tiger) Release ContentsのスペックリードであるCalvin Austinのblog「Calvin and Blogs - J2SE 1.5 in Proposed Final Draft」によると、6月24日からProposed Final Draft に入った、J2SE 1.5(Tiger)に、6月28日(月)に大きなニュースがあるらしい。これはJavaOneで発表される大きなニュースリリースだと思うので、なんだか期待が膨らむ。
参考: java.net: J2SE 1.5 in Proposed Final Draft [June 26, 2004]
彼の書いた本に、
https://www.amazon.co.jp/dp/0201715015
がある。そういえば、JavaOne 2001の時に、Tigerに入れて欲しい機能のリクエストを受けつけてもらえる機会があったのだけれど、そのうちのうちの一人が彼のような気がしてきたぞ…
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見ました。