定刻より数十秒早く電車を発車させたことで、日本の鉄道会社が謝罪した。海外のソーシャルメディア・ユーザーたちの間で話題になっている。
通勤、通学、出張、行楽で何かとお世話になる電車。ただ、自宅や勤務先の最寄り路線以外は詳しくない人も多いのでは? 例えば筆者は関東在住ですが、それなりに知っているのは都心部だけ。東京駅から都内西部へ行く電車にどんなものがあるか、あまりよく知りません。えーっと、八王子ならJR中央線? ていうか、なんでわざわざ「中央特快」って言うの? ……そんな感じです。
現代日本人が生活の中で、最も強く時刻を意識する場面は電車による移動の時かもしれません。出発を告げる発車ベルを聞き、思わず走り出したという経験はだれもがあるでしょう。
では、乗客が安全に乗り降りできるよう、鉄道会社は日本人の時間感覚に合わせて、どのように発車ベルを運用しているのでしょう。時の研究家、織田一朗氏の連載第5回は「『9秒間』に決まった新幹線の発車ベル音の意図とは?」がテーマです。
10秒では「駆け込み」を誘発
相模鉄道が、20000系電車に続けて12000系電車を導入します。いずれも新型車両ですが、異なるタイプを連続して導入する理由は、直通線の開業と関係があります。