ガートナー ジャパンは10月11日、「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2018年」を発表した。2018年現在の日本のICT市場において、ITリーダーがデジタルビジネスを推進するに当たり重要な役割を担う代表的な40のキーワード(テクノロジ、サービス、方法論、プラクティス、コンセプトなど)を取り上げている(図参照)。 2018年現在、「モバイル」「ソーシャル」「クラウド」はある意味、利用して当たり前のものになりつつあり、モノのインターネット(IoT)、人工知能(AI)、ブロックチェーンなどさらに新し
今月19日(火)に正式スタートする、ニンテンドースイッチ向け有料オンラインサービス「Nintendo Switch Online」。その目玉機能の1つである「セーブデータお預かり」、すなわちクラウド上へのセーブデータが、同サービスの利用期間外(解約後)の保管を「保証いたしかねます」と公式FAQに記載されていることが明らかとなりました。 同様のFAQは米任天堂サイトにも確認されています。そちらに付記された「スイッチ本体に保存されたセーブデータは引き続きご使用できます」との一文から、クラウド上のセーブデータは
NTTがグローバル事業の強化に向けて、グループの大掛かりな再編に乗り出した。筆者が注目するのは、クラウド事業がどうなるのか、だ。 売上高4兆2500億円、日本最大のITサービス企業が誕生 NTTが8月7日に発表したグループ再編は、今秋までにNTT持ち株会社傘下に、新たにグローバル持ち株会社を設立し、その傘下にNTTコミュニケーションズ(NTT Com)、NTTデータ、南アフリカのDimension Data、NTTセキュリティ、NTT Innovation Institute(NTTi3)の5社を移管する
Googleがエッジコンピューティング分野に乗り出す。クラウドと人工知能(AI)を組み合わせるもので、機械学習向け専用チップに代表されるハードウェアの取り組みを拡大する動きととらえることもできる。「エッジコンピューティングの流れを変えるゲームチェンジャー」と同社幹部は述べている。 サンフランシスコで開催中の年次イベント「Google Cloud Next 2018」で発表された。エッジコンピューティングの取り組みは、2018年に発表したIoTサービス「Cloud IoT Core」を補完するものとなる。C
スマートフォンやタブレットに話し掛けると、通勤経路の混雑予報や夕食のレシピ、荷物の再配達予約など、必要な情報やサービスを、最適なタイミングで提供してくれる――。そんなAIエージェント「my daiz(マイデイズ)」を2018年5月に発表したNTTドコモ(以下、ドコモ)は、その仕組みとして大量の顧客情報を集約・分析する「AIエージェント基盤」をAWSで構築し、運用している。 当初、「大量の顧客情報を外部のクラウドに乗せるなんて、全く話にならなかった」という同社が、なぜ、あえてAWSというクラウドをシステム構
近年さまざまなWebサービスの登場によって、これまで手間のかかっていたアナログな作業の効率化、自動化が進みはじめている。「クラウド会計ソフト」の知名度が増してきている会計の領域は、まさにこの代表的な例といえるだろう。 クラウド会計ソフトといえば、銀行口座と連携することで入力や仕分けを自動化したり、領収書などのデータをスキャンすることで電子化したりなど、「入力業務」の負担を大きく削減してきた。それだけでも大きな効果があるが、会計業務にはテクノロジーによってさらに効率よくできる部分がまだまだ残されている。 「