現代のCPUに潜んでいる重大な脆弱性「Meltdown」「Spectre」は、今後長きにわたって業界全体に影響を及ぼすことになりそうだ。こうした中、米GoogleのWebブラウザー「Chrome」で付随的被害が生じた。Spectre対策としてChrome 67からデフォルトで有効化された「サイト分離(Site Isolation)」という仕組みによって、メモリー使用量が10~13%増えたという。
ニュース 「Google Chrome 66」に4件の脆弱性、修正版のv66.0.3359.170が公開 うち1件は深刻度“Critical” - 樽井 秀人 2018年5月11日 11
Webブラウザーの世界に衝撃的なニュースが走った。GoogleがWebKitを離れて「Blink」への移行を表明したのだ。Webブラウザー業界においても大きなシェアを握るGoogleが従来の技術とは別の新しいエンジン採用と開発推進を発表したことは、今後のトレンドを語る上で非常に大きな意味を持つ。