iSCSI RBDとはCephからブロックデバイスを切り出す方法?
Linuxなどのオープンソースプロジェクトを推進する非営利団体The Linux Foundationは11月12日、分散ストレージ「Ceph」プロジェクトの母体となるCeph Foundationの立ち上げを発表した。英Canonical、米Red Hat、独SUSEなど30以上の技術企業が加わっている。 ニュース オープンソース デベロッパー データベース ストレージ RedHat 末岡洋子 関連記事米Red Hat、ソフトウェア定義ストレージプラットフォーム「Red Hat Ceph Storage
RADOS を構成するデーモン OSD(Object Storage Daemon) データをディスクに格納するデーモン。 MDS(Meta Data Server Daemon) CephFSからの接続で必要となるメタデータサーバ。 MON(Monitor Daemon) Cephのクラスタ全体を監視するDaemon。複数起動することで冗長性を確保でき、モニター間では、Paxos のpart-time parliament アルゴリズムにより一貫性を保証しています。
ローリングアップグレード 止めずにアップグレードできる
write 操作のスループットが線形にス ケールしていることから,十分な台数効果が望めると考えられる.read 操作は線形に スケールしていない場合があるが,write 操作と同等の割合で混成した場合 (400 クラ イアント中,200 クライアントが write 操作,残り 200 クライアントが read 操作を行っ た場合),線形にスケールしていることから,ストレージに高い負荷が掛かる状況下で は,台数効果を得られることが予測される
OpenStackインフラ向けにはむしろCeph/RADOSの方を推している印象を筆者は受けています(レッドハット自身による両者の適用方針は関連記事を参照)。
RADOS上のファイルを1つの「データブロック」として、ランダムアクセスすることが可能というわけです。これは、次に説明する「Ceph Block Device」を支える基本機能となります。
CRUSHアルゴリズム Ceph(セフ)は、「分散ファイルシステム」だけではなく、分散型のオブジェクトストアやブロックデバイスとしても利用できるという特徴があります