社会人エンジニア向けの教育プログラム「トップエスイー」から、エンジニアの皆さんに対して有用な情報をお届けするコーナーです。ITインフラの分野では長らく装置産業的なアプローチが主流でした。いわゆる物理的なモノであるハードウェアを対象として、それを人がコントロールしていく考え方です。しかし、ソフトウェアの活用領域が広がるに従い、ITインフラの分野にも大きな変化が訪れています。その代表例が「コードによってITインフラを制御する」という考え方です。これはスクリプトやツールによる自動化と混同されがちですが、ここには
最近、CI/CDという単語を見ることが増えてきました。Google、Microsoft、Oracleなどの大きなIT企業が自社のCI/CDツールを発表したり、CI/CDのスタートアップの買収などの話が過去一年にいくつもありました。読者のみなさまも導入はしていなくても、CI/CDについてなんとなく知っている方も多いのではないでしょうか? 実際CI/CDに対する需要は急速に高まっています。その裏には自動化の重要性の高まりやアジャイル開発の浸透・進化があります。2回の連載でこの流れについて見ていきましょう。
システム運用の自動化を目指す「NoOps」が現実のものとなりつつある。クラウドやサーバーレス、自動化ツールの活用で、障害からの自己修復も実現可能になった。ただしここにも銀の弾丸はない。「回復性設計」と「運用エンジニアリング」による継続的活動で手に入れることができるのだ。
今や多くの人が使っているVCSのGitを、独自にホストしているサービスとして人気の高いGitLabが、最近とくに好調だ。わずか2週間前にはGitHubとの統合を発表したが、今日はGoogleのKubernetes Engine(GKE)を統合してクラスターの展開を自動化し、ユーザーであるデベロッパーが自分のアプリケーションをほんの数クリックでデプロイできるようにした。
この機能を作るために同社はGoogleと協働したが、しかしこの統合はGitLabに前からあるAuto DevOpsツールを大々的に使ってい